シャトルに糸を巻いて、いよいよ作品を作ろうとしたときに「目を移す」という見慣れない言葉が……
普通に結んでいくと結び目はシャトル側の方にできてしまうのですよね。
そこで必要になってくるのが「目を移す」
慣れてしまえば無意識に移していけるのでコツをつかみましょう。
タティングレースの道具(練習用)
- 糸を巻いたシャトル
- シャトルに巻いた糸と同じ太さで色違いのレース糸
[prpsay img=”https://www.tomoye.com/wp-content/uploads/2019/12/たまちゃん-1.jpg” name=”ワザラシさん”]結ぶ練習をするときは色違いの糸でやるとわかりやすいです。[/prpsay]
タティングレースの結び方
糸端を5cmほど残して左手の親指と中指で挟みます。
挟んだまま人差し指に糸をかけます。左手の小指に糸を1~2回巻き付けておくと糸が固定されて結びやすいです。
次にシャトルに巻いてある赤い糸を左手の親指と中指で白い糸と一緒に挟みます。
表目を結ぶ
シャトルから糸を少し伸ばし、右手に糸をかけます。
左手の親指と人差し指の間に張っている糸の下をくぐる様に右手一指し指とシャトルの間に滑り込ませるようにして矢印方向へ右手を動かします。
この時右手はシャトルをつまんだままにします。
シャトルが完全に通り抜けたら、右手の親指とシャトルの間に左手の親指と一指し指の間に張っている糸を滑り込ませるようにして右手を手前に動かし、右手にかかっている糸の中をくぐらせます。
赤い糸から白い糸へ結び目を移します。
ポイント
- 目を移すコツは左手の親指と人差し指の間の糸を少し緩めることです。
- 右手の糸を引っ張ると簡単に目を移すことができます。
移した目は左手の糸で引き締めます。
この段階ではでは糸にしっかりと結び目ができているわけではないのでほどけてしまうので、左手の親指と中指で固定します。
次に裏目を結ぶ
裏目を結ぶ時は右手に糸をかけずに左手の親指と人差し指の間の糸を右手の親指とシャトルの間に滑り込ませるように手を動かします。
シャトルが完全に糸を抜けたところから右手人差し指とシャトルの間に糸を滑り込ませるようにします。
目を移します。裏目が移った状態です。
左手の糸で結び目を引き締め表目の所まで移動させます。
一目結べました。
2目結んだところ
タティングレースの基本の結び方のまとめ
表目と裏目では手の動かし方が少し違うことと目を移すことに慣れてしまえば簡単に結ぶことができるので子供の宿題を見ながらでも作業することができます。
手が勝手に動く感じですね。
[prpsay img=”https://www.tomoye.com/wp-content/uploads/2019/12/たまちゃん-1.jpg” name=”ワザラシさん”]ちなみに糸を引き締める前の表目と裏目の違い
[/prpsay]
表目と裏目では糸のかかり方が逆になっています。
自然にできるようになれば超簡単です。
作りたいものによって糸玉の糸に結びつけたりシャトルを二本使ったりということがありますが結び方は一緒なので色々な作品にチャレンジしてくださいね。