ボロボロの小さな木の椅子をまた使えるように復活してみよう!のpart1とpart2はいかがだったでしょうか?
実はそこに紹介していない工程がありましたので、今回は番外編としてご紹介します。
思い付きでやってみたのですが、以外と上手くいきました。
電動工具グラインダー
パワーツールですので、取り扱いは慎重にお願いします。
防護用メガネとマスクは必需品です。
付属の特殊な形状のねじ回しで、円形上の部品を取り換えて使います。
木材の研磨や鉄鋼の切断・研磨まで一つあれば幅広く使えます。
こちらの機種にはスピードコントロールがないのですが、もしご購入をお考えの方は、コントロール付きのグラインダーがおススメです。
物によって優しさが必要な場合もありますので…
グラインダーの使い方
椅子の座面部分の制作に使用しました。元々のイスは、結構こだわりを持ってこの椅子を作っていますね。
背もたれ部分はカーブを描き座った時に背中の負担がないようにしてありましたし、この座面も座り心地が悪くないように、加工してありました。
せっかくなのでこちらも再現してみたいと思います。
手順1
修理する部品と新しい木材を合わせて、鉛筆で型取りします。
線が分かりづらいので、後からマジックでなぞりました。
手順2
ホゾ穴に入れるT字の加工をした要領で、ノコギリで切り取る部分を印の深さまでまっすぐ線を引くように切ります。
切ったらトンカチとノミを使って削り取ります。
手順3
ここまでは粗削りで十分です。
ノミだけでやろうとすると思わず削りすぎたりして、取り返しのつかない失敗に結びつきます。大胆かつ慎重にします。
手順4
グラインダーで慎重に削っていきます。
削る目安としてノコギリの切れ込み跡が消える程度まで削ります。
一つの場所に集中していると他の部分が沢山削れてしまう場合もあるので、まんべんなく平らになるように注意します。
手順5
キレイに削れました。
ちょっとしたことですが、残りの部分も削れば出来上がりです。
まだ、座面は取り付けていないですが、すのこ状に板を並べるとウェーブを描きます。
これが座り心地を左右しますね。
少し手間がかかりますが、この小さなカーブが椅子にとっては大きな役目を果たすでしょう。