もう、古くてボロボロの小さな木の椅子を処分しようか…でも、
今回はこの椅子を分解してみます。
分解しつつ「椅子の構造や道具と機械の使い方」を一緒に学んでいきましょう!
必要な道具をチョイス
パッと見て思いつく道具を集めてみました。
- とんかち
- バール
- 木づち
- 防護用メガネ
[prpsay img=”https://www.tomoye.com/wp-content/uploads/2019/12/ワザピックさん.png” name=”ワザピッグさん”]さて、分解開始![/prpsay]
念のため防護用メガネを着用します。
まずはバールの出番です。
長い柄の方と短い方があります。どちらもテコの原理で使います。
長い方を柄にするとテコの力も大きくなり少しの力で動かすことができます。
手順1
釘がすでに出ていたので抜きます。
手順2
しっかり釘が打ち込まれているところは、一度隙間を作ります。
手順3
隙間が出来たら、長い柄を持って木が持ち上がるように柄を押し込みます。
手順4
木に釘が刺さったまま抜けました。
ひっくり返してトンカチで釘をたたきます。
手順5
ひっくり返して釘の頭が出ているのを確認します。
釘抜き付きのトンカチなのでこれで抜きます。
これで抜けない時などは、バールを使います。
手順6
今度は釘が錆びてひっくり返して叩いても釘の頭が出てきません。
そんな時は一度トンカチで釘の頭を叩きます。
もう一度ひっくり返して釘を叩くと頭が出てきて抜くことができます。
手順7
釘がしっかり打ち込まれている場合は【手順2】でやりましたが、別の方法も試してみます。
作業スペースがある場合は、こういうテコの入れ方もあります。
そこから離れれば離れるほど力は伝わらず抜けません。
手順8
ほぞにしっかりとはまっている場合は木づちやトンカチで叩きます。
今回は木材を傷めないために木づちを使いました。
抜くように周辺をトントン叩きます。
手順9
それでも抜けない場合は、手荒ですが、できた隙間にバールを差し込みトンカチで叩いて引っこ抜きます。
さて、分解開始!
[prpsay img=”https://www.tomoye.com/wp-content/uploads/2019/12/ワザピックさん.png” name=”ワザピッグさん”]どうにかこうにか
各パーツに分けることができました。
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使えそうな部分と腐ってたり折れたりして使えない部分もあります。
道具や機械の使い方 part1
分解を通して椅子の構造や道具の使い方を学んでみました。
他にもホゾ(穴)の開け方など作り手が残した痕跡から方法を発見することもできました。
part2では使えない部品を新しく作ってみて、椅子の復活に挑戦していきます。