いろいろ隠せる機能と冷蔵庫やレンジなどの収納をしないものをきれいに置ける棚。
自分の感性にピッタリのものは市販ではなかなか出会えないものです。
DIY作品は生活にプライスレスな価値を生みます。
はじめの状態
単に冷蔵庫の上に、ボードが載っているだけ。オーブンレンジの重さでうまいことバランスが取れています。
シンプルで悪くない気もしますが、見慣れてくるとがさつな感じに見えてきました。
DIYでの設計
キッチンの棚の設計とキッチン周りのサイズ測定です。
まずは、完成形のイメージをざっくり書きます。この時点では縮尺も何も考えません。
こうなったらいいな…
を詰め込むだけです。
キッチンと冷蔵庫などの長さをいろいろ測ります。
そこから最低限の骨組みの具体的な数値をはじき出していきます。
サイズ欄を空欄にしたラフスケッチを描いて底を埋めるように採寸します。そうすると無駄な採寸や、測り忘れがありません。
今回は、リビングのカウンターも一緒に改造します。
いろいろな機能を盛り込んだため天井近くまで伸びた支柱が、機能を減らす方向で改造していったら、柱そのものがここまで長い必要がなくなってしまいました。
材料の買出し
- ねじ(小袋)
- メラミン棚用支柱2100mm 4本
- 塩ビ板
- 発泡スチレンボード
- ウッディーボード白
- ゴムシート
キッチンを片付けます。
冷蔵庫だけになりました。
[prpsay img=”https://www.tomoye.com/wp-content/uploads/2019/12/たまちゃん-1.jpg”]レッツ製作![/prpsay]
今回のキッチン棚は一度作ったらキッチンから出せません。
部品の状態でキッチンに入れて組み立てます。
支柱に2枚のボードを固定していきます。固定できたところからやっと自立できます。
もう一人いればスムーズに作業が出来た感じ。
DIYでは、ひとり手伝いがいると助かることがいっぱいです。
ただ押さえる、支えるなど手伝ってもらえたらめちゃくちゃ助かります。
写真のように、斜めに柱を渡すことを「スジカイ」といいます。
縦と横だけではグラグラの棚もスジカイをいれるとグラつきがなくなります。
ボートと支柱をとめているネジは、このボートと支柱の専用ネジの同色ネジです。
専用なのできれいに仕上がります。
ゴミ箱を隠すボートを取り付けます。
キッチンにいる人にはゴミ箱がはっきり見えますが、ちょっと離れるとゴミ箱は完全に見えません。
この隙間にダンボールゴミとかポットボトルゴミなども入れる予定。
ゴミ箱などがぶつかるから少し強度のある塩ビ板を使います。
横にも目隠しのためのボードを貼ります。ここは強度は必要ないので、発泡スチレンボード(ウレタンの薄いものみたいな感じ)で安く済まします。
充分目隠しになりました。上を少し空けているのはその高さに今後棚板を入れてサイドからでも取り出せるようにするため。
中央から上は基本何も置かないのでそのままにします。
足ゴムをつけるのを忘れていました。
本当は支柱とボードをつける前に足ゴムをつけておくのがラクです。
床の傷つき防止です。
とりあえず完成
レンジと炊飯ジャーなどを元に戻します。
今回はこれで完成。
冷蔵庫の右側のスペースは棚板を入れて扉をつけて収納にする予定ですが、まだしまうべきものがしっかり決まっていないので今回は空きスペースとして残します。
塗装済み、組み立て用の溝つき支柱は、それが無いものに比べて圧倒的に作業の時間が短くなります。
また、素材の表面がきれいに仕上げてあるので棚としても高品質に見えます。
オリジナルキッチン棚のメリット
レンジが載っている棚の高さを使いやすい高さにしているので、身長の低い人が使おうと思っても旨の高さになってしまうでしょう。
自分専用。これが一番のDIYのメリット。
もちろん工夫次第で市販品より安く作れるとか、市販品にないデザインを実現することも可能です。
充実した時間をすごすためにもDIY生活。いかがでしょうか?